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甲状腺機能低下性ミオパチー(hypothyroid myopathy

甲状腺機能低下患者に、時に近位筋優位の筋力低下、易疲労をみることがあります。また筋強直、筋痛をしばしばともないます。筋の肥大を伴うこともありそれはHoffman症候群とよばれています。腱反射は緩徐で、筋をハンマーで叩打すると、筋強直性ジストロフィーの時のような筋の局所的な膨隆をみ、これはmounding現象といわれています。

先天性(クレチン病)及び小児期から甲状腺機能低下があって、四肢筋の肥大をみるものはKocher-Debre-Semelaigne症候群と呼ばれています。

血清クレアチンキナーゼ(CK)値は上昇します。筋生検では特記すべき異常はなく、診断的所見に欠けます。